【FUJI X WEEKLY】の管理人であるリッチーさんに許可をいただき、今回はAgfa Vista 100というフィルムのFUJIFILM用のカスタムを作例とともにお届け!
このカスタムなら、青と緑がやや強調されたシネマティックな写真が簡単に撮れるようになります。
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カスタムは「X-Trans CMOS 4」のセンサーを持つカメラを対象にしています。
お使いのカメラによっては、カスタムの再現が難しい場合もあるのでご確認ください。
目次
Agfa Vista 100とは
Agfa Vista 100は、ドイツのアグファフォト・ホールディングが生産していたカラーネガフィルムです。
特にヨーロッパで人気を集めていたフィルムであり、日本にも流通していましたが2018年をもって生産がすでに終了し、今は入手が困難になっています。
明るめな色とシャープなコントラストが特徴であり、晴れた日の青空や緑があるシチュエーションで撮ると、色合いの美しい写真が撮れます。
カスタム方法について
Agfa Vista 100を試すためのカスタムは以下のとおり。
【カメラを起動】→【メニュー】→【カスタム登録/編集】から設定してみてください!
グレイン・エフェクト:強、小
カラークロームエフェクト:弱
カラークロームブルー:弱
ホワイトバランス:色温度5600K、レッド-4、ブルー-5
ダイナミックレンジ:DR200
Dレンジ優先:OFF
トーンカーブ:ハイライト+1、シャドウ-2
カラー:+2
シャープネス:±0
ノイズリダクション:-4
明瞭度:+3
露出補正:+2/3EVまでがオススメ
ISO感度:オートで6400まで
作例
Agfa Vista 100のカスタムで撮影した写真をご紹介しながら解説していきます。
今回は原付で多摩川周辺に向かったので、自然の写真を中心に。
作例の写真はすべて撮って出しです。
露出をやや上げても白飛びしにくく、自然はわざとらしい緑にならずにややマイルドな色調に写し出されます。
次は場所を変えて、空が広く見える土手へ。
↑の写真が今回一番のお気に入り。
青空には淡いグラデーションが生まれ、少しだけ季節の風を感じさせてくれるような空気を出せたような気がします。(自画自賛)
バイクを走らせると、たまたま大田区の「さくら坂」へ。
福山雅治さんが歌う「桜坂」の舞台になっている場所です。
桜が散り新緑の若葉がイキイキとする姿を見られました。
前日が雨だったこともあり、緑がより濃く光に反射していたような気がします。
最後はいつものチャイショップで一息。
写真の黄色っぽさが最初は気になりましたが、よく見るとアイテムの質感を引き立たせながら、光と影のバランスが取れるカスタムだと思います。
屋内の明かりが暖色系だと、少し黄色っぽく、温かみのある写真が撮れます。
逆に自然光が入ると↓のような感じ。
少し緑っぽさが出るので、料理の写真は空間の明かりに左右されそうです。
Agfa Vista 100のカスタムを試すなら、晴れた日の屋外や青空、自然豊かな場所、屋内なら暖色系の明かりのある空間が特にオススメです!
まとめ
Agfa Vista 100のカスタム方法と作例をご紹介しました。
毎日の日常が少しだけシネマティックに仕上がるような、すばらしいカスタムだと思います。
ご自身のカメラで設定し、ぜひトライしてみてください!
帰り際に鯉のぼりの姿が。
桜が終わり、次の季節へと少しずつ動き出しています。
別のカスタムも、作例とともに今後載せていきますので、ぜひお楽しみに!