誰しもが一度は作りたいと憧れる喫茶店メニュー。
しかし、「作るのが難しいのでは?」と思い、作ることをためらってしまう方も多いのではないでしょうか?
そんななか、誰でも簡単に作れて、絶対に失敗しないメニューがひとつあります。
それが、クリームソーダです。
今回は、クリームソーダ作りにハマっている僕が、作る理由やそのおもしろさを解説していこうと思います。
目次
なぜ、クリームソーダを作るのか?
喫茶店巡りが好きな自分がクリームソーダを作るようになった理由は、twitterやinstagramで話題のクリームソーダ職人、tsunekawaさんの影響です。
SNS上で眺めるクリームソーダの写真はどれも美しく、当時の僕が通っていたお店の常連さんが嬉しそうにクリームソーダを飲んでいた光景を思い出し、自分でも作れるようになるのではないか?と思いました。
実際に作ってみると、少ない材料ながら簡単に喫茶店のような味を再現でき、自分や飲んだ人の喜ぶ顔を間近に見られることが嬉しかったのをよく覚えています。
大人になると「趣味」というものが見つけにくくなりますが、作り続けているうちに、クリームソーダ作りがいつしか自分の趣味や得意なレシピになっていきました。
クリームソーダ作りの魅力について
実際にクリームソーダを作ってみて感じたのは、クリームソーダというものは手軽ながら非常に奥深いというもの。
その魅力を一つずつお教えします。
少ない材料で簡単に作れる
クリームソーダ作りに必要な材料は以下のとおり。
・好きな味のシロップ
・炭酸水
・バニラアイス
・ディッシャー
・ストローにスプーン
たったこれだけの材料で、喫茶店でしか飲めないと思っていたあの味を簡単に再現できます。
作るのが難しいという気持ちは一切なく、むしろ誰でも気軽に作れてしまうことが、クリームソーダ最大のメリットです。
グラス選びから楽しい
グラス選びは、クリームソーダ作りで特に楽しみにしていることのひとつです。
グラスの背の高さ、口の広がり方、デザイン。
どのグラスに入れるかによって、完成したときに見せてくれる表情が異なります。
僕はまず空のグラスを手に取り、完成の様子をイメージしてから作るように心がけています。
毎回同じグラスで作っても良いのですが、その時の気分でグラスを変えてみると、もっとクリームソーダ作りを楽しめるような気がします。
100円ショップに売っているもの、数十年前のアンティーク、作家さんの1点ものなどなど……ひとえにグラスと言ってもいろんなストーリーがあるので、グラス選びからクリームソーダ作りは始まっていると言っても過言ではありません。
足し算ができるから失敗が少ない
例えばコーヒーを淹れる時、コーヒー豆の分量を間違えてしまうと、味が濃くなったり薄くなったりして失敗してしまいます。
その点クリームソーダの場合、シロップを炭酸で割った後でも味を確認できるので、シロップもしくは炭酸を加えれば甘さを含めた味わいを調節できます。
僕もtsunekawaさんのマネをしてビーカーに入れて作っていますが、目盛りがあるので正確に分量を計れるので、失敗する心配がほとんどありません。
ビーカーにシロップを注いで炭酸水を加える光景は、さながら科学の実験のようです。
色が変化する様子はとても美しいですよ~。
グラスに注いだ時に泡立つ見た目が美しい
氷で満たしたグラスに注がれるソーダの美しさも、ぜひ注目しておきたいポイントです。
炭酸に含まれる二酸化炭素が氷の刺激に反応して泡立つんだとか。
僕は、その光景がとても美しいと思っています。
青色のシロップで作るときは、その泡立ちの様子がまるで波のようですし、炭酸がパチパチとはじける音も、どこか海を連想させるかのようです。
あまりにも勢いよくグラスに注ぐと泡が抜けてしまうので、できるだけ静かにゆっくりと注ぐのがポイントです。
ディッシャーがあると見た目の完成度が圧倒的に良くなる!
アイスクリームをすくうための道具がディッシャーですが、これが無くてもアイスクリームをスプーンですくえばクリームソーダは作れます。
ですが、見た目の完成度が違います。
下の2枚をご覧ください笑。
ディッシャーが無くてもスプーンで頑張れば、それなりの形にアイスをすくえますが、ディッシャーを使えば簡単に丸いアイスを氷の上に乗せられます。ほんの少しの差ですが、写真で撮影してみると、そこに大きな差があることがよく分かります。
見た目の完成度や写真にしたときの出来映えをできるだけ良くしたい方は、ディッシャーを買うのがオススメです。
味わいのバリエーションが豊富
クリームソーダといっても、そのレシピは無限大です。
メロン味はもちろん、ラムネ風味のブルーハワイやイチゴなどなど、使うシロップによって味わいの幅が広がります。
市販のかき氷のシロップでも十分ですが、モナンというメーカーは数十種類のシロップを販売しており、それだけでいろんな味のクリームソーダを作り出せます。
上のクリームソーダはグレナデンシロップを使っています。
初めて使ってみたのですが、ベリー系の甘酸っぱさがたまらなく、意外とマッチする新しいおいしさに気づけました。
新たな味に出会い、クリームソーダのマイレシピが増えるのもなかなか良いものです。
色を変化させてみる
僕のなかでクリームソーダ作りは、科学の実験のような気持ちにさせてくれます。
例えば、メロンとブルーハワイ味のかき氷用シロップを同量にして混ぜると、エメラルドグリーン色に仕上がります。
味もラムネ風味のメロン味なので飲みやすく、何度でも作りたくなる色合いの美しさもポイントです。
作る過程を実験のように、いろいろ試しながらできるのがクリームソーダならではの楽しみ方です。
まとめ
クリームソーダのおもしろさを思いつくままに書き連ねてみました。
子どもの頃に慣れ親しんでいた味も、大人になると飲む機会も少なくなってしまうのではないでしょうか?
気軽に作れるクリームソーダは、自分で飲むのはもちろんですが、誰かのために作るのがオススメです。
家族でも友人でも恋人でも、飲む人は誰もが笑顔になり、童心に帰ったかのように味わってくれます。
おいしそうに味わう顔を見ると、僕も嬉しくなります。
僕はきっと、大切な人の喜ぶ顔が見たくて、今日もクリームソーダを作っているのかもしれません。