スーツを着る方のほとんどは、当たり前のようにワイシャツを着ていますが、そこにこだわりを持っていますか?
僕は「鎌倉シャツ」というメーカーを愛用しています。
世界各国の生地を国内で縫製し、高いクオリティーを維持しながら低価格で供給している日本のブランドです。
かれこれ4年以上愛用していますが、スーツが必要なシーンでは必ず着用しているワイシャツです。
今回は鎌倉シャツの魅力や、鎌倉シャツとの想い出をお伝えしていこうと思います。
目次
鎌倉シャツの魅力
ワイシャツを作っているメーカーはたくさんあるのですが、なぜ鎌倉シャツが良いのか?
愛用歴は3年とまだ浅いのですが、愛用し続けるには理由があるので、その魅力を考えてみます。
価格はクオリティに応じて均一
鎌倉シャツのアイテムは、デザインにかかわらず、クオリティに応じて均一価格になっています。
値段をいちいち気にする必要もあまりなく、その日の気分や持ち回りのアイテムと比較しながら、新しいワイシャツやネクタイを選べるのです。
ハイクオリティなのにロープライス
ワイシャツやネクタイが5000円オーバーと聞くと、高すぎると思うかもしれませんが、百貨店で同程度のクオリティを求めると、3倍の15000円以上するんだとか。
にもかかわらず、この価格で販売できているのには、理由があります。
それは、「中間業者を通さず工場から店舗に直接供給している」から。
独自の方法で流通させることで、余計なコストがかからず、ローコストながらハイクオリティな商品の提供が実現できているのです。
綿100%で着心地が最高!
ポリエステルが配合されているワイシャツは、シワになりにくいことが大きなメリットですが、反対に肌に触れた時の感触がゴワついているような印象があります。
綿100%のワイシャツが、鎌倉シャツのベーシック。
肌触りの良い着心地は、他社のワイシャツでは体験できない快適さがあります。
シワになりやすいので、クリーニングやアイロンがけは必須ですが、「TRAVELER」というシリーズはイージーケアなので、シワになりにくく出張や1枚で着ている時も安心です。
綿にプラスしてポリエステルが混合されているため、光沢と柔軟性があります。
胸ポケットがなくスタイリッシュ
鎌倉シャツのワイシャツには、基本的に胸ポケットが付いていないのが特徴です。
周りの同僚や上司を見ていて、タバコやペンを胸ポケットに入れている人が多いと感じたことはありませんか?
日本的といえば日本的なのですが、見た目がどうも気になってしまいます。
その証拠に、アメリカでは胸ポケットが付いたワイシャツはかなり少数派なんだとか。
胸ポケットがないことで、見た目もスッキリとしており、スタイリッシュさを演出できます。
カラーステイで襟元が崩れない
ワイシャツの襟部分の裏側には、カラーステイと呼ばれるプラスチック製の芯が入れられています。
これにより襟元の形が崩れにくく、ネクタイをしていなくても襟がしっかりと立つので、印象の良さが格段にアップします。
鎌倉シャツオリジナルの「曲がるカラーステイ」の場合、好みの形に襟をキープできるので、襟元の自由な演出が可能です。
鎌倉シャツと僕の想い出
想い出は、僕の就活時代まで話がさかのぼります。
鎌倉シャツは、身長が高く腕も長い僕が唯一着られるサイズがあるブランドでした。
それから、採用面接の時は鎌倉シャツのワイシャツを必ず着るようにしていたのですが、意外にもワイシャツを褒めてくれる面接官が何名かいたのです。
「キレイなワイシャツだね。どこの?」などと聞かれるたびに、「鎌倉シャツというメーカーです。」と答えていたのですが、なかにはご存じの方や愛用している方もおり、その印象の良さもあってか、第一志望の企業から内定をもらえました。
その感謝の気持ちをどうしても伝えたく、鎌倉シャツ宛に手紙を送ったことがあります。
そして数日後、アパートの郵便受けには鎌倉シャツからの手紙が入っていました。
宛名には、創業者である貞未良雄氏の奥様である貞未民子氏の名前があり、手紙のお礼やエールが記されていました。
まさか、一企業のトップの方から返事が返ってくるとは思わず、丁寧に書かれた手紙は今も大切に取っています。
転職により、活躍するフィールドは変わりましたが、この手紙を見るたびに当時の熱量を思い出し、新たな原動力として毎日を頑張れています。
まとめ
鎌倉シャツの魅力や想い出をお伝えいたしました。
ワイシャツのクオリティはもとより、一個人のユーザーにも丁寧な対応をしてくださる粋な計らいが、僕が今も愛用する大きな理由のような気もします。
鎌倉シャツのワイシャツを身にまとい、ネクタイを締めると、それだけでスイッチが入り、やる気がどんどんみなぎってきます。
「ワイシャツやネクタイにお金をかけられない」と思われる方もいらっしゃることでしょうが、一度着てしまうと手放せなくなる着心地を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?