祐天寺にある「PEDIBUS JAMBUS」は、老若男女問わず多くの方から愛されている、小さな小さな食堂です。
シンプルながらも、食材の味わいを最大限に引き立てられた料理の数々は、一度食べれば誰もがファンになってしまう不思議な魅力があります。
ふと思い出したかのように足を運びたくなる、そんな素敵な食堂の魅力をお届けしようと思います。
目次
PEDIBUS JAMBUSとは
PEDIBUS JAMBUSは、「フランスの田舎おうちご飯」をテーマにした食堂です。
店主の佐伯さんが一人で切り盛りする、心温まる優しい場所。
もともとはbranchという店名で、開店から約5年近く営業を続けていましたが、2020年8月に閉店。
それから3か月後の11月に、店名を変えて同じ場所にリニューアルオープンしました。
メニューや佐伯さんが料理を作るというのはこれまでと変わらず、あの時の雰囲気はそのままに、またおいしい料理と飲み物を楽しめる空間が戻ってきました。
店名の由来
店名の PEDIBUS JAMBIS(ペディビュス ジャンビュス)という言葉は、「せっせと歩こう、いつかはたどり着く」という意味を持つ、フランス語の古い俗語です。
その由来は、佐伯さんが南フランスで暮らしていた頃、小高い丘の上に建っていた家に歩いて帰ってくるたびに、家を貸してくれていたお父さんが口癖のように話していた言葉だからだそうです。
メニューについて
お店で食べられる料理やドリンクは、そのほとんどが手作りです。
スープやキッシュなどは、使われている食材が日によって異なり、いつ行っても新しい味に出会えます。
他にも、野菜たっぷりのプレートなどもあります。
※パンは祐天寺駅裏にあるシェリュイさんのパンを使っているそうです。
タイミングによっては、以下に並ぶ写真のようにブールや食パンなどに変わるときがあります。
個人的によく行くパン屋で、小麦の味わいと自然な甘みが本当においしいパンたちなので、どちらの場合でも楽しく召し上がりましょう!
オススメのメニューも参考までにご紹介します。
ベジタリアン・デリプレート
お店に足を運ぶとき、いつも注文させてもらっているのが、ベジタリアン・デリプレートです。
さまざまな調理が施された10種類以上の野菜に加え、今日のスープと焼きたてのチーズパンがセットになっています。
噛めば噛むほど出てくる野菜の甘みや旨みは、「野菜ってこんなにおいしかったっけ?」と思わず驚いてしまうくらいです。
この日はグリルした野菜、紫キャベツのマリネにキャロットラペ、ラタトゥイユなどがプレートに並んでいました。
一人暮らしで野菜を食べる機会が少ない僕にとっては、自然な味付けで身体に優しいこの一皿があるだけで、健康になれるような気がします。
別の日に訪問した際は、一つのプレートにすべてのお料理が乗せられていました。
一人で食べに行ってもいいのですが、どのお料理を注文しても驚きと感動があるので、その喜びを共有できる恋人や友人と一緒にお店に足を運ぶのがオススメです。
お酒のおつまみデリプレート
ベジタリアンプレートに並ぶもう一種類のプレートメニューがこちら……『お酒のおつまみデリプレート』です。
生ハムやスモークサーモン、チーズやパンなど、お酒を飲みながら味わえる小さな料理がお皿の上に並びます。
「一気に食べる」というよりも、少しずつ食べていくので自然とお腹もふくらみますし、お酒もついつい飲みすぎてしまいそうです。
ちなみにお酒は、ビールがハートランド、ワインは赤と白がそれぞれ用意されており、グラスで楽しめます。
自家製レモネード
ドリンクで特にオススメしたいのが、自家製のレモネード。
シロップはレモンやオレンジ、季節によっては新生姜やキンカンなどが漬けこまれていることもあり、果実の栄養がたっぷりと溶け込んでいます。
グラスに入れられたシロップ漬けの果実は、そのまま食べられます。
最後までおいしく楽しめるので、残さず食べてほしいところ。
一口噛めば、ジューシーな甘みとほのかな苦味が口の中に広がります。
ホットかアイスを選べるので、季節や気分に合わせてチョイスしてみてください!
店内の様子
店内は落ち着いた空間が広がり、どこか古めかしさと懐かしさを感じさせてくれます。
異国気分も味わえますが、おばあちゃん家を思わせるような雰囲気があると感じたのは僕だけでしょうか?
店内やテーブルに飾られているドライフラワーを見ると、どこかおとぎ話のような別世界に入り込んだ気がするかのようです。
お店は通りに面しているので、日中は太陽の光がお店の中を優しく照らし、自然な明るさのなかで食事を楽しめます。
いつ訪れても、佐伯さんが笑顔で出迎えてくれますし、どこかホッとさせてくれるこの空間をまた楽しめるようになり、本当に嬉しく思います。
店主の佐伯奈緒美さんについて
店主の佐伯奈緒美さんは、銀座やフランスのレストラン、フォーシーズンズホテルなど、さまざまな場所で長年経験を積んできた料理人です。
特に南フランスの第2のおかあさんと呼べる方からは、家庭的なおふくろの味ともいえる料理を食べる機会に恵まれたらしく、そのときの「お母さんが作るようなごはん」のような身近さが、現在のお店づくりの原点になっているそうです。
佐伯さんの PEDIBUS JAMBUS は今日も、「食堂」という名の、誰もが気軽に足を運べる場所であり続け、訪れたお客さんたちが笑顔になれる料理を届けています。
まとめ
祐天寺のPEDIBUS JAMBUSをご紹介してまいりました。
一つひとつの素材を丁寧に調理した料理は、どれも本当に味わい深く、身体に染み渡るかのような優しさです。
branchの頃から変わらない味わいと雰囲気が、PEDIBUS JAMBUSという新しい店名で、また同じように味わえることが本当に嬉しいです。
ここでしか味わえないフランスの異国気分、フランスのおうちごはん。
ぜひ、お楽しみください!
店舗情報(※注意事項あり)
PEDIBUS JAMBUS | |
住所 | 東京都目黒区祐天寺2-15-8 |
営業時間 | 平日 10:00~17:00 土日祝 11:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 070-3810-9947 |
お店の開店等、最新情報は以下のFacebookやInstagramをチェック!
参考 PEDIBUS JAMBUS Facebookページhttps://www.facebook.com/naozo755/ 参考 PEDIBUS JAMBUS Instagramページhttps://www.instagram.com/naozo755/?hl=ja 店舗は、佐伯さんが1人で切り盛りする小さなお店です。ピークタイムとなる11時~13時を含めて、お店への電話は避けてください。
上記のSNSからお店の最新情報をチェックするなどの配慮をお願いします。
また、予約などは受け付けていません。
お休みの情報もSNSを見れば投稿に載っていますので、その部分を必ず確認した上でお店に足を運んでみてください。